2021/04/12 20:28
遥か400年以上の昔、南蛮貿易によって「海気(改機/海黄/加伊岐)」という舶来織物が日本にもたらされました。
その技術を取り入れ、寛文年間に国内で産出されるようになった同織物が「甲斐絹」です。

時代の波に飲み込まれ、一度はその姿を消してしまった甲斐絹が、産地の職人達の高度な技と情熱で見事に復刻しました。
撚りの甘い極細糸を高密度で織り上げる技術は並大抵のものではなく、しかも希少な純国産絹を100%使うというこだわりぶり。
完成には何年もかかったと、職人さんは語ります。
その努力の甲斐あって、独特のハリと珠玉の光沢を放つ美しい「カイキ」の 再生が実現しました。
撚りの甘い極細糸を高密度で織り上げる技術は並大抵のものではなく、しかも希少な純国産絹を100%使うというこだわりぶり。
完成には何年もかかったと、職人さんは語ります。
その努力の甲斐あって、独特のハリと珠玉の光沢を放つ美しい「カイキ」の 再生が実現しました。

二度と甲斐絹を廃れさせてはいけない、有楽はそう思います。
産地を応援したいと。
いにしえのお茶人がなぜこの裂を仕覆に採用し、愛用し続けてきたのか、使ってみると不思議と理解できます。
表からは見えない、裏地のためのものですが、仕覆の影の立役者。
あなたの仕覆に是非、お役立てください。

仕覆専門店 有楽