有楽のこだわり

2021/03/12 13:50

画像は平茶碗(口径18cm/高さ7.5cm)の型紙です。
天地左右に1~2cmの縫いしろをとると、Lサイズ(生地丈50cm)でぴったりのように見えます。


では、柄合わせはどうでしょうか。 
この裂(御簾手金モール)は色柄の異なる4種のボーダーが20cm間隔で続いており、型紙をどう置いても柄合わせができません。

また、左右の幅も縫いしろ分ギリギリなので、仮にボーダーを合わせられても、仕覆の正面(縫い合せ)の模様までは柄合わせはできません。

「サイズは足りても、柄合わせができない」というのは、このような状態を指します。

仕覆で綺麗に柄合わせをしたい場合は、裂の天地左右両方にそれぞれゆとりが必要です。



このケースでは、同裂をSサイズ分(生地丈25cm)買い足して、下の画像のように型紙をおけば、ボーダーが揃います。


正面の柄合わせまで完璧にはできませんが、仕覆としてはきちんとした形にはなります。
こうした場合は、打合せ時に裂の追加や変更をご相談させていただいたりしています。

裂が足りるかどうかは、お客様の器や裂をお預かりしてみないとわからないので、お仕立ての事前相談も承っております。

→「お仕立ての事前相談」https://www.uraku.net/blog/2021/01/29/222742

また、仕覆制作ご注文時に「当店仕覆裂からご提案」の項目をご選択いただければ、仕立て師が柄合わせも含め、お道具に適した裂を数種セレクト致します。裂代(S5000円/L7000円)を頂戴しておりますが、採用された裂に応じて差額決済(安く済めばご返金、希少裂ご希望でしたら追加決済)で対応致しますので、安心です。ご活用ください。


その他、ご質問・ご不明点などございましたら、お気軽にご相談ください。


仕覆専門店 有楽 

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